北アルプス 雲ノ平(鷲羽岳、黒部五郎岳他)

 

 

 

【日程】平成28年8月18日(木)〜21日(日)3泊4日テント泊   

【ルート】18日;折立P〜太郎平小屋〜薬師峠幕営場(泊),

          19日;薬師峠〜薬師沢小屋〜雲の平幕営場(泊),

          20日;雲の平〜祖父岳〜鷲羽岳〜三俣山荘〜三俣蓮華岳〜黒部五郎幕営場(泊),

          21日;黒部五郎幕営場〜黒部五郎岳〜北ノ俣岳〜太郎平小屋〜折立P

【メンバー】L;聖子S、SL/食糧;裕子S、会計;良子M、梅子N、記録;一則O

 

【記録/小栗】

8月18日(木)曇り〜雨

3:00 武豊町斉藤家発

8:05 立山IC降車、折立P着。

8:25 身支度後、出発。

9:27 樹林の中、休憩。

9:37 発

10:31 1830m地点休憩

10:40 発

11:00 雨、カッパ着る

12:03 休憩

12:13 発

12:20 五光岩ベンチ通過

12:53 休憩

13:00 発

13:22 太郎平小屋計画書提出、情報収集 木道滑り易し注意、薬師沢小屋より浮石多し、黒部五郎岳にて滑落死亡事故あり

13:45 薬師峠幕営場着・テント設営 水豊富

17:00頃〜 夕食準備(焼肉、マッシュポテト)

20:00頃 就寝

 

19日(金)曇り〜晴れ

4:00 起床 朝食後テント撤収

5:17 発

5:38 太郎平小屋トイレ休憩

5:45 発

6:52 休憩 木道が濡れていて滑り易く要注意

7:00 発

8:15 薬師沢小屋休憩

8:48 発 急登の連続

9:45 休憩

9:55 発

11:05 木道の端

11:30 アラスカ庭園休憩

11:40 発

12:26 雲ノ平山荘にて受付

12:36 発

13:00 雲ノ平幕営場着 水豊富 トイレ汚し

13:20 テント設営完了

14:00 山荘へ

14:20 山荘喫茶店にてブレークタイム

16:30頃〜 テン場へ戻り夕食準備(海鮮パスタ、チーズホンデュー)

20:00 就寝

 

20日(土)晴れ〜曇り

4:00 起床 朝食後テント撤収

5:25 発

6:14 祖父岳分岐

6:45 祖父岳山頂休憩 好展望

6:55 発

7:35 岩苔乗越

7:50 ワリモ北分岐休憩

8:00 発

8:30 ワリモ岳通過

9:10 鷲羽岳2924m休憩・好展望

9:35 発

10:27 トラバース道入る所 休憩

10:27 発

10:42 三俣山荘休憩

11:00 発

11:48 三俣峠休憩

11:55 発

12:12 三俣蓮華岳

12:17 発

12:45 巻道との分岐

13:50 黒部五郎小舎受付

13:55 幕営地着 テント設営・まったりと時間を過ごす

16:30頃 夕食準備(味噌煮込みうどん、海藻サラダ)

19:00 就寝

 

21日(日)晴れ〜曇り

2:30 起床 朝食後テント撤収

3:37 小屋前にてパッキング後ラテ点灯し発

4:30 沢にて休憩 夜明け近し

4:40 発

5:25 カール上部休憩  

5:35 発

6:05 分岐 ザックデポ

6:25 黒部五郎岳2840m休憩 好展望

6:35 発

6:45 分岐休憩

6:50 発

7:30 池塘?休憩

7:38 発

8:17 中俣乗越休憩

8:27 発

9:10 赤木岳通過

9:17 休憩

9:26 発

10:10 北ノ俣岳休憩

10:18 発

11:10 休憩

11:18 発 

2組のライチョウに遭遇

11:52 太郎平小屋大休止

12:40 発

13:20 五光岩ベンチ通過

13:30 ベンチ休憩

13:40 発

14:30 三角点ベンチ休憩

14:36 発

15:02 あられちゃん休憩

15:12 発 洋介、春日組に出会う

15:55 折立P着

4日間おつかれさま!

 

4日間に感謝!!

良子M

 

 雲ノ平でまったりしませんか?と言われコースを確認、まずアプローチの長さに驚く。3泊4日のテント泊、私にとっては初めての長い山行である。

1日目 折立から太郎平小屋へ、三角点すぎから雨が降り出し大雨の中テントを張る。雨は一時間ほどでやみ夕食前に濡れたものを干す。

2日目 ガスはあるものの、天気回復。木道で滑っての事故が多いので注意をするように言われていたのに、3回も滑る。これは私の歩き方に問題ありと思い慎重になる。薬師沢小屋から吊り橋を渡り沢に降りてからは岩だらけの急登、前を行くNさんは岩登りを楽しんでいるような足取り、感心する。岩場の登りを過ぎてからは木道が続き前方の丘の上に雲の平小屋が見えてきた。こんな山の中にこんな広くてなだらかな場所があるのが不思議な感じ。まさに「雲上の楽園」の代名詞がぴったりの雰囲気でした。

3日目は木道を後に、祖父岳、ワリモ岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳と登りかえし黒部五郎のテント場に。鷲羽岳山頂手前では、山間にかかる虹を眺める事ができた。14時に着いたテント場ではしばしまったり。

4日目、天気はよさそうだが、折立までのロングコース。2時半起床、3時半過ぎには出発をする。周りが明るくなったころにはカールが見渡せ、あまりにも巨大なカールの壁に感激した。カールからは稜線に出るまで急登、分伎でザックをデポして黒部五郎岳山頂を踏むことができた。黒部五郎岳から赤木岳、北ノ股岳と長い道のりではあったが、皆、疲れを見せず会話が弾む。また太郎平小屋に着くまでに、2度もライチョウに遭遇、初めて見る事ができ感動。

太郎平小屋からは一気に石畳み、樹林帯を下り4時前に折立着。

長いようであっという間の4日間でした。先輩達から色々な事を学び、貴重な4日間でした。行動を共にして下さった皆さんありがとうございました。

 

 

北アルプス

        梅子N

 

3泊4日で北アルプスへ行って来ました。テントで3泊は始めての体験でした。初日は少し雨でしたが後は天気に恵まれて助かりました。折立〜太郎平小屋〜雲ノ平〜鷲羽岳〜三俣蓮華岳〜黒部五郎岳〜北ノ俣岳〜太郎山〜太郎平小屋とぐるりと歩いて来ました。感動しました。

これもL、SL,P,の皆様のお力添えをいただいたおかげです。何をしてもスロウ、教えて頂いた事も直ぐに忘れている、本当に御迷惑をお掛けしました。4日目の10時間歩行も大変でしたが、早朝の虹、午後には雷鳥に出逢い、心身共に癒されて頑張れました。

Pの皆様の充実した3泊4日を有難うございました。お世話になりました。

 

 

今年こそまったり

            聖子S

 

 今年も裕子さんと計画しました!!雲ノ平まったり3泊4日の旅!!前回は、高天原温泉へ。今回は、ぐるーっと周遊へ。どうしてもテント泊がしたいと無理をお願いしての出発。天気予報では、2日目が雨の予定でしたが・・・・まさかの1日目から雨。ベタベタになりつつ、テンションも一気に下がりながらガスで視界も無い中、太郎平小屋へ、ここで一休みする予定でしたが、雨が降り続く為、計画書だけ提出して、テント場へ。そしてテントを設営して冷えた身体をガスを焚いて乾かすついでに、明日以降の予定を確認しつつ、早々に夜ご飯。ご飯を食べ終わる頃には雨も止んで、少し陽も差してきました。と言う事で、まだ時間も早いので、全員で濡れたものを外に干して、乾かしました。2日目は曇り空。予定通り、雲ノ平へ向かいます。木道が濡れていて、滑りやすくとても慎重になりましたが、曇りのお陰で暑さをそれほど感じません。心配していた、薬師沢小屋からの急登りもコースタイムで登ることが出来ました。雲ノ平でもパラパラと降られつつ、大量の虫がブンブンする中、それでも、念願の“雲ノ平でまったり”を実行する事が出来ました。3日目は、コースタイム的には2日目と変わらないのですが、疲れと、アップダウンの連続で、歩みが遅くなります。何より、最終目的地の黒部五郎小屋がコルにあるので最後の最後まで姿が見えない。とても長く感じました。朝から快晴+強風かと思えば、急にガスが出てきて、雨も・・・・槍ヶ岳にかかる笠雲を見たり、鷲羽岳の手前では虹も!!また、2日間天気が悪く荷揚げができていなかったということで、何台もの荷揚げのヘリにも遭遇。色々なイベント?に励まされ、何とか乗り切ることが出来ました。また、この日もテント場でまったり!!小屋で食べた冷やしトマト・・・1個350円の山値段でしたが、本当に美味しかった。いよいよ最終日。正直、この日の行程が一番長いのです。黒部五郎だけには、稜線ルートとカールルートがありますが、相談して、カールルートに。気持ちよく登りつつ、最後は、黒部五郎岳の稜線に向けて急登となります。ガスに巻かれながら、稜線へ。上に上がると、なんとブロッケン現象が!!これは、黒部五郎山頂まで楽しむことが出来ました。そして、ここからが本当に長かった・・・殆どガスに覆われてしまい、数m先が見えない。目的の場所を確認したくても、目標物が見えないので、どこまで来ているのか、予想がしにくい。すれ違う登山者から情報をもらいつつ、また、途中出会った雷鳥にも元気をもらい、何とか太郎平の小屋へ。ここで、大休憩をしつつ、最後の下りへ。3時間強と分かっていても、折立までは長かったです。最後の最後に別で入っていた鈴木さんと春日さんに遭遇し、最後の力をもらって下山する事が出来ました。

 色々ありましたが、このメンバーだからやり遂げられたと思います。裕子さんや小栗さんの気遣い。的確な判断。松本さんは、最後まで荷物を持って歩いてくれて、梅子さんも4日間、歩き通してくれました。30代〜70代各年代が1ずつ集まった素敵なメンバーに囲まれての4日間は、本当に充実した日々でした。メンバーに感謝。有難うございました。

 

 

歩ききった3泊4日

            裕子S

 

昨年は4日間とも天気に恵まれた雲ノ平山行。今年もあの夢のような山行をと思い、準備やトレーニング頑張ってきました。もちろん、Lはテント泊推し!重い荷物を担いで行って来ました。

天気予報は、2日目が大荒れ。他の日もあまりよくはないものの、何とか歩けそうだと判断し、出発しました。1日目は雨が降らないつもりでしたが、空は今にも泣き出しそう…。そこで、ザックの雨対策について話題にしたところ、大変な事が判明。これから4日間が始まるのに荷物が濡れてしまったら…。こんな焦りが天に気付かれてしまったのか、雨が降り始め、太郎の小屋に着く頃には本降り。テン場に着くと豪雨のようになっていました。急いでテントを張り、中に入りましたが、案の定テントの中は濡れてしまいました…。1日目からトホホな出来事です。しかし、夕食を早めに食べ終えると外は夕日が差していました。みんなで荷物を外に出し、乾かしました。お日様って本当にステキです。テン場の方に聞いたところ、この1週間は天気予報も外れてばかりで当てにならないとのこと。明日の行動は、起きてみてから判断することにしました。

翌日は隣のテントの体操の号令で目がばっちり覚めました。雨音もなく、行動できそうです。さっさと用意をし、テントをたたみ、出発しました。雲や霧で、遠望はききませんが、何とか天気は持ちそうです。雨のあとの緑は美しく、空気もすがすがしい。『黒部の山賊』をつい最近読んだ私にとっては「カベッケヶ原」もカッパが出るかもしれない特別な場所です。雨の翌日ということで、木道天国の道を緊張しながら進みました。

薬師沢の小屋で荷物の点検をし、いよいよ雲ノ平への急登。のんびり行けば大丈夫と言い聞かせ、歩き出します。昨年と比べると雨の影響で岩が滑りやすいですが、きちんと足を置けば大丈夫。なにより、後ろを歩いているUさんが、ウキウキで、後からガシガシ登ってくるのが脅威でした。そして「岩登り楽しかった。」と言っていました。あの登りはキツいだけだと思っていましたが、こんなに楽しめる人もいるんですね…。すごいです。雲ノ平の台地に入ってからは、木道ですが、すっかり乾いていて歩きやすい道。よく晴れていたので、テントを張って、荷物も出して乾かしました。風も吹いていたので、よく乾きました。(本当によかった)その後はお楽しみのケーキセット。そして台湾風チキンライスなる物も食べました。(さっぱり甘酢味で美味しかったです)

3日目は朝からいい天気。周りの山々が全部見え、キツい登りもへっちゃらです。ほどほどに風も吹いているので、暑くなりすぎることなく快適でした。途中、岩苔乗越の辺りで男性が足早に歩いてくるので道を譲ると、100名山を歩いていて、この水晶岳で100座目になると言っていました。おめでたいですね。鷲羽の山頂へ着く頃には、雲が上がって来て、雨もぱらつくこともありました。でも、雲の切れ間があり、硫黄尾根や黒部五郎などいろいろと展望も楽しめました。三俣小屋まで下り、コースタイムを見て、楽勝と高を括ったのが苦難の始まり。三俣蓮華の山頂までの時間を20分読み間違え、皆を落胆させてしまいました。気をとり直して歩きますが、その後の黒部五郎の小屋がなかなか見えず、途方に暮れました…。すれ違う人からもう少しですよと言われるのですが…。見えたときにはとてもうれしかったのですが、それから先も長く、疲れました…。お腹が空いたので親子丼食べちゃいました。

最終日は黒部五郎からです。皆が緊張からか慣れからか準備を早く終えることができ、予想よりも早く出発することができました。最終日の行程が一番長いので、バテないように楽しみを見つけながら歩きました。黒部五郎のカールの中には無数の道がある場所があり、迷うこともありましたが、Lの適切なアドバイスがあり、大きく道を誤ることなく、何とか尾根への取り付きへ。その頃ちょうど日の出を迎えました。モルゲンがとてもキレイ。山頂の横に出ていた月もキレイ。尾根を上がると、今度はブロッケンです。みんな虹に囲まれて自分が雲に写るのを楽しみました。黒部五郎の山頂では雲海に槍ヶ岳や北アルプスの山並みを見ることができ、幻想的でした。先は長いので、長居をせずに次の山を目指します。稜線上なので、細かいアップダウンが多く、体力を奪っていきます。そして、だんだん雲が多くなり、遠望もきかなくなりました。そうなるとただ黙々と歩くだけだと思いきや、間近に雷鳥親子発見!今度は雷鳥を探しながら歩きました。北ノ俣岳から太郎山までがどんどん標高を下げ、うんざりするような長い道のり。太郎の小屋で美味しいものを飲むことを励みに歩きました。が、なんと、小屋ではソフトドリンクが売り切れ。アルコールのみでした。どうも悪天候で荷揚げが出来なかったようです。ここで水分を補給するつもりができなかったので、小屋横の水を湧かし、水筒に入れることにしました。40分のロスです。ただ、この間に靴を脱いだりリラックスしたりすることができ、事故なく歩くためには良かったのかもしれません。折立までの道は単調な長い下り。そして雨が降りそうな気配。ペースを上げて歩きますが、4日間の疲れもあり、なかなか上手くはいきません。あと20分くらいの所で、赤木沢に行っていたパーティに追いつかれてしまいました…。でも、単調だった歩きだったのでいい刺激でした。

4日間という長い山行ですが、「どうしよう」「大丈夫かな」「きれい」「かわいい」「これなんだろう」「間違えた」…と色々な感情がわき起こり、思い出に残る山行になりました。これもひとえに一緒に行って下さった皆さんのおかげです。ありがとうございます。言いたいことをはっきりと言ってしまう私ですが、今後も是非一緒に山に行って下さい。よろしくお願いします。

そして、今度はどこに行きましょう???来年が楽しみです