北アルプス 槍ヶ岳 (3180m)
日程:2016年8月23日〜25日
目的:表銀座を歩く
ルート:中房温泉〜燕山荘〜西岳〜槍ヶ岳〜横尾〜上高地
<メンバー>
L 哲哉S
SL・食担 佐枝子M
食担 清子S
会計 きよ子I
記録 一美I
<記録>
8月23日 (火) 晴れ
05:00 東海市役所P
09:10 中房温泉P
09:30 燕岳登山口
10:05 第1ベンチ 休憩5分
10:35 第2ベンチ
11:05 第3ベンチ 休憩5分
11:50 富士見ベンチ
12:20 合戦小屋 休憩15分
13:33 燕山荘 休憩25分
14:35 燕岳山頂
14:50 燕山荘
8月24日(水)晴れ
05:40 燕山荘発
06:30 大下の頭
07:45 切通岩
08:25 大天井ヒュツテ 休憩10分
09:10 ビックリ平
10:25 赤岩岳トラバース
11:15 西岳山頂 休憩5分
11:30 ヒュツテ西岳 休憩15分
13:00 水俣乗越 休憩10分
13:30 1本
14:00 1本
14:40 ヒュツテ大槍
8月25日(木)晴れ
05:30 ヒュツテ大槍発
06:35 槍ヶ岳山荘
07:00 槍ヶ岳山頂
07:30 槍ヶ岳山荘 休憩10分
08:40 千丈沢乗越分岐 休憩5分
09:25 1本
10:30 槍平小屋 休憩15分
11:45 滝谷避難小屋
12:45 1本
13:20 白出沢出合 休憩5分
14:50 新穂高温泉
記録 一美I
二年越しの表銀座
哲哉S
連なる稜線、目の前に広がる北アルプスの山々、遠くの稜線に見える小屋の赤い屋根、もう花の季節は過ぎたけれど、それでも所どころシャキッとしたコマクサにも出あえた、ハシゴ、クサリ場を越え、登山道脇のブルーベリー、ベニバナイチゴの品定めをしながら久しぶり(もうこんな機会は無いと思っていたのだけれど)高所の稜線歩きを満喫した。
鈴鹿とは一味違うスケールの大きさを実感しながらの三日間だった。
ついて行けるか多少の心配があったがトップが我慢強く引っ張ってくれたおかげ、長く厳しい、二日目後半も何とか乗り切れた。
一日目、燕山荘、別館に向かう階段の登りもそんなに疲れを感じない、旨い生ビールで疲れを忘れ、自炊(イクラが乗ったチラシ寿司)を楽しんだ、二日目、さすが水俣乗越からはきつかったがトップの適確な判断で無時引っ張ってもらった、ヒュッテ大槍でも旨い生ビール、ワイン付きの洒落た夕食を楽しんだ。三日目、槍の肩分岐までの足の重かった事、槍は止めようと思った位だったが励まされ出発、そんなに混雑もなく頂上での景観を楽しむことが出来た。
槍から新穂高温泉までの長い、長い下山の始まり、登山道脇のベニバナイチゴを摘まみ山座を同定し植生の変化を感じながら歩いたが、イチゴの無くなってからの長かった事、駐車場に付いた時は本当にホットした。
ブルーベリー、ベニバナイチゴを摘まみながらの三日間だったが、虫(メマトイ)に悩まされた三日間でもあった、刺すわけではないがとにかくくっ付いてくる、特に黄色にくっつく、背中の見えない本人には分からないが、異常なくらいひっついてくる、休憩でザックを下ろすとビックリ。
昨年は台風で中止、今年も台風の影響が残ると思っていた、雨具を一番上に詰め込んで出発したが杞憂に終わり三日間天気に恵まれた、強烈な日差しもなく、展望はバッチリ、強烈な晴れ女が二人いたおかげだ。
73歳を迎えた誕生月に、無時に三日間を歩き通すことが出来た、メンバーの皆さんに心から感謝したい。
やっと行けました!
佐枝子M
表銀座を歩こうと計画する事3回目。やっと行けたあ!直前まで天気にはヤキモキさせられたが、台風と台風の間をすり抜けるように出かけた。今年は例年になくの言葉ばかりで、猛暑が続く。これがスタンダードになって行くかも知れないが。とにもかくにも、春にも来た燕岳を目指す。平日でも結構賑やかだ。樹林の下でも気温が高いので汗が噴き出す。定番のスイカを食べ燕山荘へ到着。コマクサで有名なのに、燕には少ないと前から思っていたが、北燕岳には沢山あった。何回目かの小屋泊なので、食事位は自炊したい。春に来た時、工事中だった自炊小屋はピカピカでテーブルに流し付きで最高な時間を過ごせた。翌日も霧は出るが天気は良さそうだ。
日の出とともに出発し、槍を目指す。近くに見えるのに下って下って、沢まで着くんじゃないかと思えるほど下り登り返す。表銀座と言うけれど、ボロボロの岩肌の登山道は崩壊箇所やはしご、鎖に、なかなかハードなコースだ。霧が晴れると展望は最高だが暑い。ほどほどの霧に助けられた。水俣乗越まで来るとあと少し。大曲からここまで熱中症のようになって歩いた7,8年前が懐かしい。天上沢へ下る道が白く見える。そして北鎌のシルエットが大きくなり小屋へと到着。カラカラの体に生ビールが美味しい!ご褒美、ご褒美!翌日も良い天気だ。晴天の槍の頂上から北鎌を見下ろす。(ここから上がった日もあったなあ。)とシミジミ。大渋滞の槍を下りれば後は下るのみ。長くて単調な下りを、イチゴやブルーベリーを食べながら、シマシマの体を持つ虫を払いながら新穂高へと下った。ありがとう!!感謝、感謝です。
槍は槍
清子S
中房から合戦小屋でスイカ食べて、みな快調だ。早くに着いたから、北燕岳から燕岳を巡ってくる。コマクサの栽培試験地ということでロープ張って、しっかり保護されていた。もう遅いという感じではあったけれど、頑張って咲いていた。自炊、生ビールで乾杯、小屋泊りの醍醐味だ。心配していた2日目の天気は何故だか晴れ。展望は抜群、岩岩していても濡れてないから助かるし、コマクサや秋の花が楽しませてくれるし、何よりブルーベリーとベニバナイチゴ採りまくり。喜作新道は初めてかも。赤い赤岩岳は巻いて、西岳は登って来る。ヒュッテ西岳を過ぎると梯子、クサリが凄い。楽しい。ヤッホーという感じ。燕岳と違って、行き交う登山者は思ったより少ない。ヒョウタンボクはキラキラ赤い実を付けて、ナナカマドの実ももう赤い。やがて、ヒュッテ大槍。生大ビール2杯も飲んでしまった。目の前に槍ヶ岳がそびえて、凄い。3日目は槍ヶ岳に登って(中国系ツアー登山者がいて思いがけず渋滞)やっぱり槍は槍、いいなーと思いながら、あれっ、あれが小槍というところに小槍があった。あとは長い長い下り。飽きるー、というところで新穂高へ着いた。
天気良かった。ビール飲んだ。ブルーベリーとイチゴ一杯食べた。楽しかったー。という感想。いい夏だった。
念願の表銀座
きよ子I
昨年は台風で行けなくて今年はリベンジの表銀座。しかし年が一つ大きくなっているので少し腰が引けての参加。
メンバーを見れば若干一名を除いて健脚揃い。歩く速度も速いのだろうなあ〜。
不安要素一杯で燕岳に向け歩き始める。数年前は楽々と感じたが結構シンドイ。
まだ先は長い。ペースを掴み足を進める。
翌日に備えて体力を温存しようと思ったものの意志とは裏腹にも北燕岳に登ってしまった。さて心配は2日目からのお天気。朝の様子では何とか大丈夫そう。憧れの表銀座の稜線歩きは最高。
圧巻の景色に気分はハイテンション。
なぜかブルーベリーの宝庫で食べ放題。
ヒュッテ西岳を過ぎてからのハシゴ、クサリ、アップダウン、距離の長さに妙な達成感を感じ満足。しかし最後はヒュッテ大槍がとても遠く感じるようになり小屋に届いた時はぐったり。3日目は雲一つない晴天。下りはイチゴ狩を楽しみつつ下山。無事歩き通せて大満足な山行だった。