奈良  芳山(517.9m)

 

 

<日 程> 2017.1.27(金) 晴れ時々曇り

<目 的> 石仏を訪ねる

<ルート>

奈良公園〜芳山〜地獄谷〜奈良公園

<メンバー>

L          佐枝子M

SL        清子S

会計        由美K

記録        伸子Y

車   優子S

 

<記 録>

05:30 阿久比町役場臨時P発

07:44 奈良公園春日大社P着 

08:10 身支度後 春日大社へ

08:15 春日大社本殿を特別参拝・参拝料500円 早朝で空いている、Kさんの詳しいガイドで面白い

09:00 本殿を後に若宮社等を巡る

09:15 東海自然歩道へ東に左折・飛鳥中分岐を右方向旧柳生街道へ、石畳がつづく原始林を行く

09:50 寝仏 岩が転がり横向きの仏様・そばの左斜面を見上げると三体地蔵

10:15 対岸岩壁に朝日観音、弥勒仏

10:25 首切地蔵分岐着 東屋にて休憩・荒木又右衛門が試し切りしたという地蔵

10:50 春日山石窟仏着 風化が激しい、瓦屋根とフェンスに守られている

11:15 石切峠 峠茶屋通過

11:20 八王子社左折し鹿除けの扉通過

11:40 三面仏の広場・急登し鹿除けフェンスの扉通過

11:50 芳山着 大小の岩ゴロゴロ・樹木で展望なし、カップ麺で暖まる

12:12 下山開始 途中方向を間違え山頂に引き返す、磁石で整地し南に下る、途中踏み跡がなくなり苦労する

12:55 石切峠に無事下りてくる

13:10 地蔵谷へ左折 細い尾根道下る

13:15 谷川へ出る 軽い上り下り

13:25 地獄谷石窟仏着・ここも瓦屋根と有刺鉄線で守られている、十一面観音 薬師如来等 

13:45 池通過

13:50 首切地蔵 休憩

14:20 寝仏手前夕日観音をたっぷり鑑賞

14:55 春日大社 観光客がいっぱい・早朝に拝観してよかった

15:00 奈良公園春日大社P着 

 

ほっこりする。

清子S

 春日大社参拝してから、芳山(ほやま、ほうやま)に向かう。数々の石仏を見ながら、春日山石窟仏、地獄谷石窟仏を見学する。石切峠の風情ある茶店が江戸時代から続いているものと思えば、もっともっと古い石仏たちと合わせて、街道を歩く人々に思いは至る。芳山山頂の岩が分県登山ガイドの写真と以前行ったときの岩は一緒だけれど、今回見た岩と違うような気がして、それだけは納得出来ない。まあ、それはそれで、さすが、奈良。民家の間からひょっこりと鹿が顔をのぞかせたり梅がほころびかけたり、石仏も合わせてほっこりしながら歩いた。

 

有難い山行

由美K

 昨年の11月に式年造替が行われ御本殿などが丹塗りで美しくなった春日大社を参拝した。禁足地である御蓋山浮雲峰(みかさやまうきくものみね)遥拝所にもお参りできた。若宮や日本で唯一、夫婦の大黒様を祀る夫婦大国社などをお参りした後、柳生十兵衛や荒木又右衛門が歩いた古道、柳生街道を行く。

 川沿いを進み寝仏や磨崖仏の夕日観音、滝坂地蔵、朝日観音などの姿を見上げながら歩く石畳の坂道は、とても趣があり良い感じだ。荒木又右衛門が試し切りをしたと伝わる首切り地蔵の東屋で休憩。

 ここからの分岐を左に取り石切峠へ・・・山腹にある穴仏を拝見した後、峠の茶屋を過ぎ神社の横を通って芳山へと登山開始。芳山三面石仏が姿を現すと、もうすぐ山頂。展望は無いが日当たり良い山頂でラーメンをいただく。周回コースを行くつもりが確認を怠り違うルートを歩いてしまった。磁石、磁石!!正規のルートに戻ったが途中からハッキリしない登山道。とにかく南を目指し進んで行くと峠の茶屋の裏に出た。やれやれ・・・

 地獄谷石窟仏を経由し首切り地蔵に出る登山道は、一味違う。川沿いの道は苔むして時折、ツララが美しい姿を見せる。橋も架かり良い感じ。とても歩きやすい道だ。長い時間歩いた先には石を切り出した洞に線刻した三体石仏が現れる。石仏に残る朱色がキレイだ。今日は、春日大社のお参りと歴史を感じながら沢山の磨崖仏に出会えた有難い山行だった。感謝!!

 

タイムスリップ!

優子S

 柳生街道をたどり、石仏を尋ねながら芳山へ行ってきました。

まずは寝仏が姿を見せ、そこから石仏巡りが始まります。特に印象に残ったのは、やや東に向かって佇んでいた朝日観音さまのお顔に、木漏れ日が優しくあたっていた姿です。はるか遠い昔からこの観音さまは朝日を浴びて一体どれだけの人が手を合わせてきたのか・・・と思いを馳せました。

また首切り地蔵の姿を見た時は、なんともやるせない気持ちになりましたが、今回の山行は過去にタイムスリップしたような気分で楽しむことができました。

 

石仏に魅せられて

伸子Y

 今回の山行は、平安時代、奈良時代、鎌倉時代の石窟仏や石仏を一つ一つじっくり味わい、いにしえに思いをはせながら歩くことができた。

また、石畳の街道沿いには原始林の大木も多く石仏と馴染んでいた。地獄谷へ下る山道も起伏に富んで歩きやすかったです。

歴史ロマンあふれる奈良は、何度でも訪れたいと思わせるいいところです。