鈴鹿 御在所岳(1212m)
日 程 2017年2月20日(月)
天 候 晴れたり曇ったりのち雨
目 的 バリエーションルート
ルート 裏道〜地獄谷〜御在所岳〜裏道
メンバー
L・記録:達也W
SL :良子I
車 :優子S
会計 :慶子M
記 録
05:00 半田板山公民館発
06:05 スカイラインゲート前着
:30 身支度後発
:45 裏道登山口通過
07:25 藤内小屋着休憩
:35 アイゼンを装着して発
08:25 氷壁の前壁を前にして休憩
:35 発。アイゼンがよく利く
:55 国見峠で少休止
09:00 発。上水晶谷へ突入
:20 地獄谷出会い着。入口偵察
:30 発。地獄谷は積雪1m以上
11:25 御在所岳山頂望湖台で休憩
:40 発。スキー場は1m40以上
12:40 藤内小屋着1本
:50 発
13:30 スカイラインゲート前着
<記録:達W>
地獄谷ってどんな谷?
優子S
雪の御在所岳に「地獄谷」というおまけがついた山行は、夜明けとともにスタートしました。朝焼けを眺めつつ、清々しい空気を胸いっぱいにすって、先に待ち受けている「地獄谷」にワクワクしていました。
国見峠からは、あまり人が入っていないようでしたがトレースもあり、あっさりと地獄谷出合いにつきました。そこからの登りが大変です。大きななめ滝や岩を横目に足場を作りながら、地獄から這い上がるのです。途中では足を引っ張られ地獄に落ちそうになりましたが、メンバーが引っ張りあげてくれたので、なんとか助かりました。そして望湖台に上がる直前の岩登りも緊張を強いられ、スリルがありました。でも結果的には天気もまずまずで眺望もよく、楽しい地獄となりました。
地獄から這い上がる
良子I
雪がいっぱいの地獄谷にいつか行ってみたいと思っていた。その機会がようやくやってきた。御在所の裏道も、過去何回通ったか分からないけれど、雪が積もってとても新鮮。国見峠付近の掘割のようになった登山道が、雪で平らになっているのにはビックリ。そこから地獄谷の出合に向かっていく。雪はほどよく締まっている。地獄谷に入っても、ときどき深くはまるけれど、基本、足首くらい。あっ、一人、大はまりした人がいた!楽しそうだったなあ。私としては、もっとフカフカの雪と格闘して、「地獄からの生還」というのをやりたかったのだけれど、甘々の地獄。おかげで、予定通り歩けたのだけれど。望湖台に出ると意外に視界もよく、風を避けてゆっくり休憩。そしてスキー場の途中から国見峠に向けて一直線に下りた。早っ。今度、地獄谷を登る機会があったら、泳ぐような雪の中を登って「地獄から這い上がり」たいなあ。
バリエーションルートへ
慶子M
また御在所へ行ってきました。でも今度はいつもと様子が違います。月曜日組のみなさんと初めてご一緒し、「バリエーションルート」なるものに挑戦したのです。とてもうれしかったです。いつもとても意欲的な山行をされている月曜日のみなさんといつかご一緒したいなぁと思いつつも、体力も技術も自信がないのでご一緒したいともなかなか言い出せずぐずぐずしていたのです。そこに舞い込んだお誘いだったので喜んでお返事しました。場所も御在所岳だというし、あぁそれならいつも行ってるし大丈夫!と無邪気に思ったのですが、そんな普通の登山道を歩くはずがないですよね。そのあとすぐ地獄谷と聞いて??地図を見て確認すると、バリエーションルートではありませんか。ひえ〜っと思ったけれど、うん、これは一つ頑張ろう。「地図をみながら道のないところを行くようなのを、やってみたいです」と抱負も語ったではないか、と気を取り直して準備しました。
「明日は雨だよ」と前日の定例山行の時にみなさんに言われてちょっと憂鬱でしたが、早朝出発、締まった雪、日頃の行い?に恵まれて、午後1時過ぎには予定通りの行程をこなして下山。雨が本格的に降り出す直前に車に乗り込むことができました。たっぷりの雪の中、初めてのバリエーションルートを優しいメンバーのみなさんに支えられて歩ききりました。充実感でいっぱいです。ありがとうございました。またご一緒させてください。
今年ようやっと
達也W
今年の新年山行は、前日からの大雪のため諸々のことを鑑みても猫谷の上の堰堤までが精一杯。下旬の比良の堂満岳も負けずと劣らずの大雪に行く手を阻まれ、挙句は雪崩に遭遇するというオマケまでついてびっくり仰天して林道歩きで撤退。2月に入って宮妻峡からの鎌尾根もまた登山口がわからないほど雪が多くて林道をラッセルしに行ったようなものだった。そして、今回ようやく鈴鹿は地獄谷を軍門に下す。
前日の定例山行は素晴らしい天気に恵まれたみたいだ。そんな明くる日は意外と良い天気には恵まれないものだ。メンバーからは「明日は雨だがどうしますか」という問い合わせに「午前中さえもってくれれば何とかなるよ」と返信した。
春夏秋冬御在所岳登山は何回も行っているが、積雪期の地獄谷行きは1回しかない。偲べば前日のテント泊で、明日のために滝の上までトレースを付けたことは覚えているし、途中の大岩のところまでは結構ズボズボとハマりまくったことも覚えている。
踏跡もない地獄谷ではあったが望湖台山頂まで昔の乙女らは余裕綽々でしたが、飲んべーじいさんにはもう雪山は無理だよ。