南伊勢 座佐の高 (429m)
〈日程〉 2月26日(日)
〈天候〉 晴れ
〈目的〉 新人会員との交流を図るため
〈ルート〉ロッジさらくわP〜座佐の高〜座佐浜〜P(周回)
〈メンバー〉
L :一則O
SL :洋介S
哲哉S
雄司I
会計:泉Y
記録:結芽美I
〈記録〉
5:00 アイプラザ
7:50 ロッジさらくわP
7:52 P出発
8:20 卵浜分岐
8:47 休憩
8:53 出発
9:15 座佐の高 頂上
9:25 出発
10:02 三角点323m
10:26 休憩
10:36 出発
11:05 座佐の浜分岐
11:30 ザイルをはる
11:42 ルート変更
11:53 座佐の浜着
12:20 座佐の浜発
12:38 山へ入りが多々
13:05 新桑分岐
13:25 休憩(卵浜)
13:33 出発
13:45 座佐の浜と座佐の高との分岐
14:00 P
17:30 アイプラザ
(記録:結芽美I)
春を感じました
一則O
昨年秋に入会した新人さんを誘っての山行を企画した。雪山シーズン、冬装備を持っていないと山に行けないのではちょっとさびしいだろうということで。新人は、3人、古い会員はわたしを入れて3人の計6人。行先は、南伊勢の「座佐の高」。熊野灘のながめもよく、適度にアップダウンもあり、たのしめそうな山だ。
朝5時に半田を出発、紀勢自動車道・大内山ICで降りて、約10km。新桑竈(さらくわがま)という地名の空地に駐車する。
地元も山岳会の立てた小さいオレンジの看板を目印に登山口へむかう。コンクリートの川を渡り、いきなりの急登を100m程登る。あさイチのこの登りは結構キツイ。尾根づたいの登りを約1時間半で座佐の高山頂へ到着。南にみえる座佐浜のながめもよい。ここから、100m程激下り。足元に注意して下る。アップダウンを繰り返し、座佐浜へ降りる尾根の端に着く。インターネットの情報によると、ここの下りはかなり危険ということで、ザイルを出ししてプルージックで降りることに。1番手に洋介さんが降りてみると、左側に巻き道があるようで、2番手の柴田さんまでザイルでおりてもらい、あとの4人は巻き道を下ることにする。座佐浜へ全員無事降りて、ランチタイムとする。用意したカップ麺に湯を注ぐ。浜を横切り、枯れ沢をつめる。この100m程の登りも結構キツイ。タマゴ浜へ着き休憩。もう少しで出発点だ。40分ほどで、出発点へ到着。400mちょっとの山だが、アップダウンの厳しさ、眺望の良さはグッドである。人が入らないこともあるのか、登山道が荒れているのがちょっと気にはなるが。しかしながら、春の訪れを肌で感じるたのしい山行であった。お付き合いいただいた皆さん、ありがとうございました。また、行きましょう。
是非一度
洋介S
志摩のリアス式海岸は、ユーラシアプレートの下をフィリピン海プレートが沈み込み、付加体の隆起・湾曲・沈降と風化浸食・爆浪により長い時間を掛け形成された、複雑で変化に富んだ美しい海岸線である。座佐の高は、英虞湾から西に30km、熊野灘・古和浦湾を臨む所にある。今回のルートはロッジさらくわを起点に座佐の高〜座佐浜〜たまご浜〜ロッジさらくわに戻るリアス式海岸とそれを囲む山々を歩く周回コースである。急登・急下降・断崖絶壁・砂浜・海跡湖・青い空・碧い海・太平洋・ウバメガシの尾根道・波の音・ホトトギスの声・・・赤い印を探しながらも目まぐるしく変わる情景は刺激的でジェットコースターに乗ったよう。皆様に紹介したい秀一のコースです。是非一度。
809mの登り
哲哉S
天候に恵まれ、新しいメンバーと穏かな南勢の山を楽しく歩いて来た。
熊野灘を眼下に見る断崖絶壁の危険なルートと少し緊張して出発した。眼下はコバルトブルーの断崖の道だが、凪いだ初春の海は銀色に輝いたり、真っ青になったり刻々と姿を変える、雄大な景観を楽しみながらそんなに緊張することなく無時歩けた、岩礁の上には点々と釣り人の姿も「釣れたかア…」と大声をあげるが届くはずもない。
標高429mと侮るなかれ、新桑の海岸線から429mの座佐の高に登り、アップダウンの尾根道を歩き座佐浜に下りその海岸線から220mを登り切って尾根にたどり着きタマゴ浜に下りる、更に浜から160mの急登を登って新桑の浜に下りる、海抜0mからの登りを3度も繰り返す結構な道だった。
座佐の高の下り右手に見える芦浜は昨年末、錦から姫越山に登った時テントを張った、そして座佐浜の対面に見える薄月池の海岸は遠い昔(芦浜が原発の候補地となって大騒ぎになる前)何度もテントを張った場所でもありとても感慨深かった。仲間に加えて頂いたメンバーの皆さんに感謝したい。
Let’sドン・キホーテ隊
雄司I
以前、名古屋ローカルのアウトドア番組がこの地を訪れたとのことですが、まさに山あり谷ありの探検隊の旅でした。持久力トレーニング用に買った脈拍計付きの腕時計を使ってみたのですが、最初の急登で脈拍数は170を超えて無酸素運動状態となり、パクパク金魚になりました。仕方なく荷物を持ってもらい、何とか歩き通すことができました。南の島のような青い海、緑の山、磯のかおりを満喫しました。原発計画のあった芦浜を遠目に眺めたりしながら、シーカヤックで有名な座佐浜に着き、カップラーメンを頂きました。プルージックのおさらいもできました。しかし、きれいな浜辺には多くの漂流物、船の残骸があり、人間の活動と環境保護の両立の難しさも感じた山行でした。
真っ青な海に歓迎され
泉Y
「ざっさのこう」なんだか変わった名前だ。
ネットで検索すると、低山であるが、侮ってはいけない。と書いてある。
429m、確かに高くはない。でも標高で判断してはいけない。海抜0mからのスタートだから登る高さはそれなりにある。心していこう。と覚悟して行ったはずだった。
が、思ったよりもずっとずっと過酷だった。急登→急降下 急登→急降下 急登→急降下 何度も登って何度目なのかもう数も数えられなくなってきた。それでも途中、断崖から見える海は素晴らしく美しかった。右にも左にも海が見える稜線を歩く。ここは天国への階段であろうか。
なかなか手ごわい山で皆さんに追いつくのに必死でしたが、どうにか同じ時間に帰ることができてよかったです。
上を目指すだけのではない山の素晴らしさを教えていただきました。ありがとうございました。
海と山と空
結芽美I
アップダウンが激しい山でした。登りきって海を眺めるぞ!と自分に言い聞かせながら一歩一歩進んでいきました。そして、下りでは滑り落ちていかないように気をはって挑みました。しかし、何度もズルっと滑ってしまいました。
自然を存分に感じ、汗を流し、爽やかな気持ちで自分と向き合うことのできる山行でした。幸せの貝も見つけることができました!!