鈴鹿 イブネ 1160m
<山行日程>
2017年3月11日(土)
<山行目的>
早春の鈴鹿を歩く
<ルート>
朝明P〜コクイ谷出合い〜イブネ往復
<メンバー>
L 洋介S
SL 志貴子I
医療・会計 幸江N
記録 厚子N
◇記録 天候:晴れ時々曇り
5:30 半田アイプラザ出発
7:05 朝明P 出発・道路脇に残雪
8:23 根ノ平峠 通過・雪はシャーベット状、一人の足跡をたどる
9:30 アイゼン装着 雪が硬く締まっている、トレースがあるが雪は深い。時折踏み抜いて抜けなくなる。
11:55 950m辺り、イブネへ向かう尾根に来ていると思うがタイムリミットにより撤退することになる。一人の登山者が下りてきてバリエーションルートでイブネへ行って下りてきたと言う。
12:00 風の当たらないところでラーメンを食べる
15:05 根ノ平峠で休憩
15:30 堰提辺りでアイゼンを外す
16:25 朝明P 着
思った以上に遠い
洋介S
イブネの雪原で鈴鹿の山を眺めラーメンを食べてみたいと思い計画しました。不安な点は@人があまり入っておらずまた寒波による降雪でルートが分からなくなることA気温が高くなっており雪が腐り踏み抜きや転倒滑落のリスクが高いことB以上により余計に時間がかかることです。
結果は予想通りでした。根の平峠から先は人の入りも少なく足跡も所々でなくなっていました。小峠先で赤テープを追って行ったものの予定ルートから外れた尾根を登っていました。雪が解け始めておりズボズボの所多数、特に多数ある小さい沢の雪のブリッジは本当に慎重に渡りました。思った以上に時間が掛かり、杉峠へも到達できず撤退。皆様ご苦労様でした。
イブネは遠かった
幸江N
鈴鹿の奥座敷と言われる「イブネ・クラシ」の雪原歩きのお誘いを受けて行ってきました。天気は快晴。3月中旬ですが、鈴鹿にも雪はまだたくさんありました。苦手な徒渉も何とかクリアして、沢沿い進んで行きますが、雪が緩んでズボズボはまり、体力が奪われます。地図と携帯のGPS(なぜか地図が半分消えている)を確認しながら登りましたが、杉峠に辿り着く前にイブネへの尾根へ取り付いてしまったようで、ピンクのテープを頼りに急登を登りました。イブネへあと一超えというところ(1,010m?辺り)でタイムアップ。正面に見える雨乞岳を眺めながらカップラーメンを食べて下山。沢沿いの道は、雪が溶けて緩んで大きくて深い穴が開いていて、ここにすっぽりはまってしまったら、怖いだろうなぁと、残雪の春山の恐ろしさを感じました。ゴール地点に辿り着いたのは4時を大分過ぎてから。行動時間9時間よく歩きました。イブネ・クラシは、雪のない時期にのんびりとテント泊でまた訪れたいです。
助けてもらった山行
厚子N
秋にイブネ〜クラシの山行へ行ったのですが、この時も遠かった。特に下山ルートの不明瞭なこと。赤いテープが見当たらない。テープを探しながら歩く。地図の読めない私が初っ端から地図を落としてしまったようでメンバーの地図を見せてもらってもちんぷんかんぷんでLやSLに着いて行くしかない。沢の渡渉が何度もあり、また崖のきわどいところの通過に冷や冷やした。そんなところへ秋とは多少ルートは違うが、雪のあるイブネへのお誘い。一週間前の楽しみにしていた荒島岳山行は突然、早朝起きてからの頭痛でキャンセルもし、しばらくすぎて体力の無さに着いていけないかも・・と不安がいっぱいになっていた。
駐車場に着くと天気は春の陽気でもあるが脇にはたっぷりと残雪。シャーベット状の雪に何度も足を踏み抜いたり、一瞬にして足が抜けなくなったりと、そのたびにメンバーの足を止めてしまい、心の中で泣けてもくる。
たった一つの足跡をたどり一人の若い登山者に会う。タイムリミットもあり下りようかとしたところで彼が下りてきて「イブネへ行ってきましたよ。バリエーションで。」と。すぐそこだと言うが、わたしたちは下りることになった。 あったかいカップラーメンでお腹も満たし遠く景色を眺められて良かった。この時期の雪は歩きづらい。ましてほとんどこの冬に雪山の山行も行っていなかったのがたたったか?
なにはともあれ、足が抜けなくなった時に、落っこちそうになり怖くなったがメンバーに助けてもらって無事に立ち上がれたときはホッとした。一人で来ていた彼も何もなく下りられただろうか?いつの間にか姿が見えなくなっていた。みなさまのおかげで無事に下りられたことに感謝です。