八ヶ岳 西天狗岳(2645m)・東天狗岳(2643m)
〈山行日程〉2017年3月19(日)〜20(月)
〈山行目的〉雪山の景色を楽しむ
〈ルート〉渋の湯P〜黒百合ヒュッテ〜中山展望台〜天狗岳〜黒百合ヒュッテ〜渋の湯P
〈メンバー〉
L :一則O
SⅬ:洋介S
会計:雅子T
記録:幸江N
気象:会員外
〈記録〉
3/19(日)天気:晴れだけど春霞
7:30 阿久比町役場臨時P出発
10:40 渋の湯P着、準備
11:00 渋の湯P発
11:05 橋の手前でアイゼン装着
11:35 衣服調整
12:02 唐沢鉱泉との分岐着、休憩
13:10 黒百合ヒュッテ着・休憩、受付を済ませる
13:38 黒百合ヒュッテ出発
14:12 中山展望台着・春霞で展望はよくない
14:53 黒百合ヒュッテ着・土間で夕食作り、歓談。連休中だが、小屋は混雑はなく快適に過ごす。
19:00過ぎ 就寝
3/20(月)天気:晴れだけど風強い
3:50 起床、準備
4:50 黒百合ヒュッテ出発
6:08 東天狗岳着・御来光とともに写真撮影
6:21 休憩
6:31 西天狗岳着・山座同定後、即下山開始
7:13 黒百合ヒュッテ着・土間で朝食作り
9:36 黒百合ヒュッテ出発
9:11 唐沢鉱泉との分岐通過
9:36 橋を渡り、アイゼンを脱ぐ
9:45 渋の湯P着
帰路へ
のんびりの2日間
一則O
のんびりした2日間だった。前日18日の土曜日は、夜の会合と宴会の予定があったので、出発が遅いのなら参加も可ということでエントリーした。当初、北アの唐松岳を予定していたが、宿がとれなくて、北八・天狗岳に変更となった。幹事の二村さんご苦労さまでした。
阿久比を朝7時半と遅い出発はめずらしい。渋の湯Pはほぼ満車状態だが、何とかPは確保でき身支度後出発。橋を渡ったところでアイゼンを着ける。ここ数日、降雪はないはずだが、登山道はそこそこ雪があって歩き易い。約2時間で黒百合ヒュッテへ到着。小屋までのアプローチが短いということもあって、飲み物を2.5ℓ近く担いできたので、風邪が治りかけの自分にはちょっとキツかった。
黒百合ヒュッテは、素泊まり@5,800円+@1,000円で個室がとれた。荷物を小屋に置いて、往復約1時間の中山展望台までトレッキング。その後、小屋の土間にあるストーブを囲んで7〜8人座れる円形のテーブルにて食事の準備。餃子の皮にベーコン、ピーマン、チーズ等を挟んで焼くおつまみは好評で、鍋パスタもおいしくいただき、適度に飲んで喋って、たのしい時間を過ごした。明朝は日の出をどこかで見ようということで、5時前には出発できることを確認して19時半ごろ就寝。
2日目、4時50分、ラテを点けて小屋を出発。小屋前の寒暖計はマイナス
12℃。無風なので寒さはあまり感じない。
稜線へあがると風があり、東天狗岳の山頂では、風速10〜15mくらいだろうか。ちょうどこの時、日の出を拝むことができ、ラッキー。西天狗との間の鞍部に降りて休憩。空は雲ひとつない快晴だ。さすがにこの強風は耐えられないので、西天狗で景色を堪能後は来た道をとっと帰る。
約2時間半で小屋に戻り、昨夜の土間で朝食の準備にかかる。パンと昨日のパスタの残りでゆっくりした朝ご飯をいただく。朝めし前の山行がよかったのか、うまい。後片づけをして、下山準備にかかる。約1時間で、渋の湯へ到着。
通常なら日帰りでこなす山行を2日かけてゆっくり過ごした。ただ、雪山での強風を体験することができたのは、今後のよい経験となったのではないだろうか。
風がビュンビュン天狗岳
幸江N
1泊2日で八ヶ岳・天狗岳へ。
1日目はとても暖かく、ウール1枚でちょうどよい。雪は締まっていて歩きやすく、あっという間に小屋に到着。黒百合ヒュッテは、暖炉あり、きれいで快適、おしゃれな山小屋でした。小屋泊まりでは、他の登山客とのおしゃべりや人間観察が面白い。お揃いの毛糸の帽子を被った女子たちが編み物をしている不思議な光景を見ながら、SL特製の美味しい餃子&菜の花鍋とお酒を頂く。
2日目は、「せっかくなので御来光が見たい!」と提案し、朝5時前に星空のもと小屋を出発。樹林帯を超えると、強風をもろに体に受ける。顔も指も足も寒くて冷たくて、じんじん痛い。凍傷になるかもと思ったが、一歩ずつ確実に足を運び、東天狗到着と同時にご来光が見えた!山で見る朝日は格別で清々しい。西天狗へ向かう途中、アイゼンをひっかけて転び、膝を強打した。白湯を頂き、元気を出して西天狗にも登頂。雪山の厳しさを改めて思い知った次第です。