飛騨 アカンダナ山 (2109m)
<山行日程>4月10日(月)
<山行目的>残雪の山を楽しむ
<ルート>
旧安房峠ゲート前〜アカンダナ山ピストン
<メンバー>
L 良子I
SL 佐枝子M
車 優子S
記録 厚子N
◇記録:天気 晴れ
6:57 アカンダナP付近・ゲート前に駐車、ココまで脇に雪があるが路面の凍結はない
7:15 出発・ゲート横から残雪の上を上がる、鉄塔が見える〜通過〜国道に出る
8:15 衣服調整 ・1506m辺りピンクテープが見える尾根を登るが途中でテープが見当たらず下りる。しばらく国道を歩き踏み跡のあるところから歩くが雪の状態も悪くなかなか進めない
11:00 休憩・1909mの尾根伝いに歩く。展望は良い。アカンダナ山が見えるが遥か遠い。
11:30 春雨スープで温まる。L撤退する決断をする。下りは早いが時折、足が雪にはまってしまう。スコップでソリを楽しんだ後、あっという間に国道に出る。カーブミラーのあることろから降りる。
13:40 P 到着
また「宿題残る」の巻
良子I
あかんだな駐車場は、知っているけれど、アカンダナ山は、登ったことがない。いつか行きたいと思っていたが、持っている本ではグレードが高くなっている。それでずっと実行できずに心の内に温めていたのだった。簡単には登れないだろうなあとは思っていたが、やはり辿り着けず。先週の猿ヶ馬場のような締まった雪なら、いや、それでも辿り着けなかったかも。とにかく最後のコルからの山頂までを登り切る体力がないと。それまでも緩斜面か急斜面かと言われれば、急斜面を登ってきたのだ。でもここの急斜面は、見た限り全然違う。何処から登るのか見極めないと。またいつか来ることがあったら、今度はコース取りをもっと慎重にやろう。そして雪が締まっている時にしよう。「また、いつか」が、あるかしら。最後のスコップを使ってのソリは、楽しかったなあ。まもなく雪の季節が終わっちゃうよ〜。もっと楽しまなくっちゃ!
スイカの取りつきは?
佐枝子M
アカンダナと言えば上高地へ行くための駐車場の名前としか思わなかったが、輝山へ登り奥飛騨の山々を眺める中に気になる山を見つけてしまった。アカンダナ山ってあれかなあ。どの山も真っ白で、どれがどれだか判らないが、何となく形がそれらしい。調べてみると中々手ごわい山みたいだ。ネットで調べ地形図を眺めながら、あれやこれやと検討してみたが、、、最終的には現地判断しかないか。先週の猿ケ馬場はヤブ山に登るために最高の雪の状態だった。あれから急に暖かい日が続き雨まで降ったし・・・。アカンダナ駐車場近くのゲート前に駐車する。うっすらとスキーの跡が残る斜面を上がり、雪の国道を安房峠方面へ回り込んでいくがズボズボの雪で登り口の広い沢の入り口まで思いのほか時間がかかった。なるべく落ちない歩きやすいところを歩いても、時々足の付け根まで落ちるし、沢は深いので雪崩が怖いし。アカンダナ山南の1909mでタイムリミット。標高差200mここからが核心部。眺めるアカンダナは樹林帯と沢のシマシマ模様のスイカみたいだ!どこから取りつくんだ?スイカを眺めながら春雨を食べ、あんなに苦労した登りをあっというまに下って行く。雪が解けた国道脇でふきのとうを摘みお土産とした。春だ・・・。
靴の中まで、びしょ濡れ
優子S
登山道がなく残雪期にしか登れない山に挑戦しました。ヤマレコなどで、どのルートで行くのかを事前に調べてみたものの、いくつかの候補があり、現地でのトレースや雪崩を確認しながら進みました。そして覚悟はしていましたが、国道歩き以外は急登で、先頭を交代しなくては心も体力も保つことができないほどでした。結果、タイムリミットで山頂へはたどりつけませんでしたが、途中での眺望は最高でした。ドーム型のアカンダナ山は堂々としていてなかなか手強い相手です。次があるかといえば、ちょっと腰が引けるのが本音です。
残雪期といっても雪の状態は様々で、今回はグズグズでした。ロングスパッツの上部から雪が入り、それが登山靴の中までしみてきて両足ともずぶ濡れになりました。下山途中ではスコップでそりすべりをして、夢中になって遊べたことを幸せに感じます。
遠い山頂
厚子N
アカンダナ山・・調べてみたら、“登山道がない”といったコメントが出てきた。
あと、名前は聞くが、アカンダナ駐車場の名前は山から取ったってことなのか・・?
今年の雪山山行は、鎌尾根〜鎌ヶ岳、イブネ、そしてアカンダナ山。どれも山頂を踏めなかった。以前は山頂まで行けなくて撤退すると言われると、悔しくてたまらなかったが、今の自分はこう思う。「また、行けばいいじゃない。いつでも山はあるんだから。」と。