2018年1月度定例山行 2018・1・14(日)

会の新年のスタートは、鈴鹿・水晶岳 (953m)から

 

 









<山行期間>2018.1.14(日)

<ル ー ト>朝明P〜ハト峰〜水晶岳〜根の平峠〜朝明P

<メンバー> 4パーティー20人

<記  録> 

   8:00 朝明駐車場発

   8:40 入山

   8:50 砂防ダム(アイゼン装着)

   9:35 ハト峰着(休憩)

   10:30 金山(休憩)

   11:05 中峠

   11:40 分岐(休憩)

   11:50 水晶岳

   12:15 根の平峠

   13:00 アイゼン外す

   13:15 朝明茶屋着

 

 1月13日(土)は朝明茶屋で会の新年会、翌14日(日)は定例(新年)山行が行われた。

新年会の参加者は12名、新年山行の参加者は当日発の8名を加えて20名。4パーティーで猫谷からハト峰に登り金山から水晶岳を踏んで根の平峠から朝明に下った。

昨年は折からの大雪で当日半田を出発する予定のメンバーは半田市内を出られず新年会に参加したメンバーだけで腰までの雪をラッセル、猫谷の二つ目の堰堤に上がったところで引き返した。先に進むより帰りの道中が懸念される大雪だった。

 さて、14日当日。8時5分、朝明の駐車場を4パーティーにわかれて出発。前日の午後から夜半にかけて降った軽い湿った雪が朝方までに10cmほども積もっただろうか。天候は快晴。抜けるような青空と尾根筋を照らす陽光が嬉しい。

30分ほどで猫谷への分岐。沢筋に入って、堰堤の下でアイゼンを着け、右岸から堰堤上部に上がる。

更に上部には堰堤がもう一つ。陽光が沢の中にも射しはじめて、ぽかぽかと暖かい。

「去年はここまでで、引き返したんだったな」

 今年はまだ9時を少し回ったばかりだ。ハト峰の頂上の手前から雪の上を直登する。積雪期はこういうこともできる。稜線は風が強い。ピークに立ったのは9時40分。

一息入れて、金山方面への尾根道を歩いて行く。先頭のメンバーがコース取りをし、その後を20人が同じところを歩けばルートができてしまう。人海戦術だな、雪山は。

 10時35分、金山のピークで休憩。周囲の景色が青い空の下にくっきり。歓声が上がる。

 小さなアップダウン、痩せた尾根筋に張り出した雪庇、樹林の中だったり、灌木の斜面の登り下りだったり、なかなかホネのある雪の尾根歩きが続く。谷の向こうに釈迦ケ岳や周囲の連なりが望めて退屈することがない。

11時6分、尾根筋を下って中峠に出る。標識の前からは、30分とちょっとの登りで水晶岳山頂への分岐。ここから山頂を往復。

11時53分、水晶岳(954m)。雨量計の設置されている山頂は眺望がない。根の平峠から登って来たという先客が二名。「誰も登っていないのでちょっと不安でした」との話。

11時58分、分岐に戻った。ハト峰から水晶岳への分岐まではトレールがなかったがここから根の平方面へはトレースがついている。すれ違う登山者も多くなった。

 12時15分、根の平峠を通過、13時15分、朝明茶屋の入り口着。橋のたもとで全員が合流し、無事、新年山行を終えた(洞井)。

 

 

紺碧の空とトトロ

徳二A

二年ぶりに新年会と新年山行に参加した。女性陣に用意していただいた美味しい料理と鍋を囲んでビールを呑んで話が弾んで楽しい時を過ごすことが出来、感謝です。

明朝外に出ると新雪の中に動物の足跡を見つけた、小屋の主人から「鹿が7頭近くにいてササを食べに来るんだよ」と聞いた。新年山行は新雪を踏みつけての出発、風もなく青空が見える、尾根近くまで登ると紺碧の空と白い尾根が交わって最高のロケーション。時々5センチほどの雪の塊がいくつか雪面を転がってしばらくしてパッと消えてなくなる、まるでトトロの世界にいるみたい。幸せな気持ちをいっぱいもらった。

一時全く足跡のないバージンスノーの上を先頭で歩かせてもらった、前には道がないとても気持ち良かった、しかしどちらに歩けばいいのかわからず聞いてばかり、いつも前の人の足跡を見て歩いている私にとっては先頭を歩くのは大変なことだ。まだまだ未熟。好天に恵まれ楽しい新年山行が出来た。

 

 

鈴鹿ブルー

幸江N

 今年の新年山行は、下見、新年会、本番とフルコースで楽しみました。新年会に参加するのは初めて、野菜を切裁したり、薪割りしたり、共同作業で料理をするのはとても楽しいものでた。鍋、おでん、お酒を美味しくいただきながら、知多半島の町の歴史の話は尽きません。夜は温かい布団と毛布で眠ることができまるで極楽でした。

 翌日の山行は、お天気に恵まれ、サングラスをかけているのがもったいないくらいの、抜けるような青空に気分爽快!たまにルートを外して踏み跡のないふかふかの新雪を楽しみました。

 

もうひとつ。下見の記録

新年登山に先立つ1月8日(月)、新年山行実行委員のメンバーによる下見山行が行われた。メンバーは7名。ルートは当然のことながら新年山行で計画されている“朝明P〜ハト峰〜水晶岳〜根の平峠〜朝明P”だったが、当日は雨。

 7時20分、朝明駐車場を出発、猫谷経由でハト峰に上がったのが9時。雨脚がはげしくなり、視界も悪くなってきたので、そのまま猫谷林道を下ってきた。十分な下見にはならなかったが、この季節、あんなコンディションで無理してもしかたがない。本番に期待しよう

       

状況判断

栄吉M

  

午前中は何とか曇り予想でしたので出発したが、行く道中ですでに雨が車のウインドをたたいてきた。鈴鹿の山並みの雪も見えなかった。朝明の谷を車で登っていくと道中は雪だらけ、朝明茶屋も40cmほど積もっていた。

  服装を整え、アイゼンを付けずに出発した。雨中の登りで、所々凍った所があったので、気を引き締めた。林道から渓谷に入り、見慣れた堰堤を越えた。山頂では雨が強くなり、金山方面もガスっていて、風も強いので、打ち合わせた結果進むのをやめ、安全な林道コースで下ることになった。自分が登りながら考えていた判断と一致した。雪道を歩いて朝明茶屋に到着、暖かいストーブの前でコーヒーをいただき体が温まった。

  駐車場から車を出すのを手間取ったが、やはり冬山侮れない。