本会は、日本勤労者山岳連盟・愛知県勤労者山岳連盟の加盟山岳会です。

2024.9.3   黒沢道から御岳・剣ヶ峯へ

【メンバー】洞井孝雄、Y.H
【目  的】歩行トレーニング
【記  録】2024年9月3日(火) 曇り
   05:00 自宅発 
   08:13 鹿ノ瀬駅Ⓟ着
   08:30 ロープウェイ乗車
   08:47  飯森高原駅着・発 
   08:54 行場山荘通過
   09:52 女人堂(八合目)休憩
   11:15 石室山荘分岐。ヘルメット着用。発
   11:55 王滝分岐
   12:12 剣ヶ峯基部。シェルター
   12:35 剣ヶ峰着。
   12:48 下山開始
   13:13 石室山荘分岐手前 
   13:58 女人堂(八合目)着
   14:40 行場山荘通過
   14:51 飯森高原駅。ロープウェイ乗車
   15:06 鹿ノ瀬駅Ⓟ着    <記録 Y.H>

秋はもうすぐ
 9月3日、黒沢道から御岳に登った。
 一週間近く居座った台風10号の影響だろう、御岳ロープウエイの鹿ノ瀬駅の駐車場に止っていた車も、ロープウエイに並ぶ人たちもまばらだった。標高1570mから2150mの飯森高原駅まで約10分、登山道で言えば五合目付近から七合目までの600mを一気に登って、ロープウエイ駅に着く。天候は曇り。
 駅を出た広場から、10分ほど。緑の中の、ウッドチップの敷かれた平坦な遊歩道を歩いて、行場山荘を過ぎると、いよいよ、黒沢道の登りが始まる。丸太や枕木で作られた段々の道が続く。段々の登りはけっこう体力を消耗する。
 うつむいて登って行くと、上から鈴の音がする。頭を上げると、御嶽講の人たちだろうか、白装束の人たちが立ち止まって道を譲ってくれる。すれ違うときに、手を合わせられると、何かこちらも敬虔な気分になる。
 一時間近く、ひたすら段々の道を上って、八合目の女人堂に着く。女人堂を過ぎた辺りで
はブルーベリーを摘んで食べたり、実が赤くなったナナカマドを見ながら登った。秋はもうすぐだ。植生の丈は低くなり、足元は火山岩のごろごろの道になる。周囲の色彩は緑から茶褐色にかわって、火山岩の荒々しい様相を見せる。踏み跡に張り出すように置かれた巨岩を見ると、噴火のものすごさを思わされる。見上げると、褐色の土砂の堆積は空との境界まで続いて広がっていて、その少し下に、九合目の石室山荘がへばりつくように建っている。小屋への分岐で止って、ヘルメットをつけた。ここから尾根上まで急な登りになる。
 尾根上からは、二ノ池と最近人気の二ノ池山荘が遠望できる。ときおり、ガスが流れて、それをとりかこむ周囲の尾根筋、ピークも間近に迫って見える。二ノ池、王滝方面への道を左右に分けて、剣ヶ峯目指して歩いていく。
 剣ヶ峯のピークへの階段の基部には、噴火後に新しく作られたシェルターが三つ、並んでいる。階段を登る。剣ヶ峯からの景色も噴火で随分変わった。
 下山を始める。シェルターの脇でガスが切れて、王滝方面が見えた。
 段々の続く長い下りを歩き続けて、ロープウエイに乗り、鹿ノ瀬駅まで降りてきた。    (洞井孝雄 & Y.H)

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