本会は、日本勤労者山岳連盟・愛知県勤労者山岳連盟の加盟山岳会です。

2024.9.8  東濃・二つ森山 9月度定例山行 

【コース】切越峠~コウモリ岩往復~西森山~東森山~大ナラ~切越峠
【記 録】2024年9月8日 晴れ
   07:45 切越峠駐車場発
   08:35 第一展望台
   08:40 第二展望台
   09:20 コウモリ岩への分岐
   09:40 コウモリ岩
   10:00 分岐へ戻る
   10:35 西森山(1223m)山頂
   11:00 東森山(1165m)山頂
   11:45 西森山通過
   12:00 大ナラ通過
   13:15 舗装道路に出る
   13:30 切越峠駐車場着      (記録:M.K)

 9月8日の定例山行は、東濃にある二つ森山で実施された。参加者は25名
 車三台に分乗し、半田を出発。中央道恵那ICを下りて、市内から切越峠までは、曲がりくねった急な登りが続く。天候は晴れ。
 登山口となる切越峠は標高850mほど。山頂までは350~360mほどの標高差だ。車を降りて、切越峠の登山口までほんの一、二分の舗装道路。左右は、ヒノキの植林で、きれいに枝打ちがされている。登山口からは急な細い下草の間の登りから、編んだような木の根が露出する道になる。急な傾斜を上りきると、道は平坦になって、所々、道の両脇に現れる岩の上に覆い被さるように木の根が張り、その上に樹木がまっすぐ伸びているのが随所に見られる。山の組成が基本的には岩で、その上の薄い表土に植生が広がっている、ということだろう。この山の特徴的な景観のようだ。
 いくつかのアップダウン、第一展望台、第二展望台、1160m地点を過ぎて、コウモリ岩への分岐に出る。コウモリ岩への下りは、結構急で、ところどころ木々の間にトラロープが張られて、滑りやすい赤土の道だ。山腹の巨岩の間をいくつか縫って下ると、コウモリ岩に出る。大岩が重なりあって洞窟状になっており、中に入ると、段状になった岩に丸太のハシゴが置かれていて、更に上部に向けて真っ暗な空間が続いている。
 コウモリ岩の前からは踏み跡がさらに下に続いているが、来た道を登り返して分岐に戻り、山頂を目指す。平坦な道を少し進んだところで「大ナラ」と山頂の分岐に出る。
 山頂方向への緩やかな樹間の道を登って行くと、左手にあずまやが見え、目の間に大きな岩が横たわっている。岩の上に埋め込まれた三角点がある。西森山の山頂である。そのまま東森山に向かう。急な長い下りが鞍部まで続き、「山頂まで200m」という標識を過ぎて少し緩やかになった道を登ると東森山である。ここにもあずまやがある。眺望は木々に囲まれてほとんどない。一息入れた後、きつい登り返しを経て西森山まで戻り、下山開始。
 第三展望台を過ぎ、ササを分けながら「大ナラ」への分岐からは、まばらな灌木と岩がごろごろした緩やかな斜面を下っていくと、近年、枯死して切り倒された薬研洞の大ナラと呼ばれる大木が横たわっている。
 道はやがて平坦になり、コウモリ岩からの道が合流し、その先で舗装道路に出た。午後の日差しが熱い。メンバーの足が鈍り始めた頃、切越峠の駐車スペースに到着した。
 たかだか3~400mの標高差を歩く定例山行だったが、なかなか堪えた。なめてはいけない。(洞井孝雄)

よかったらシェアしてね!