【目 的】秋の花を探す。前山新道を下る。
【コース】古葉谷登山口~ブナの大木~極楽平~銀杏峰(1441m)~前山(1150m)~前山新道登山口
【参加者】洞井孝雄(L)、細江保夫(S.L)、R.O、K.Y、K.S、S.I、D.Y、Y.H
【記 録】2024年9月17日(火) 晴れ
05:00 知多半島出発
08:45 古葉谷登山口発。急登
11:00 極楽平
11:20 銀杏峰(1441m)山頂。ティータイム
12:05 下山開始
13:03 前山(1150m)休憩
13:15 発。新道を下降
14:14 前山新道登山口着 (記録:K.S)
銀杏峰・前山新道を下る
しばらくぶりの銀杏峰(1441m)。秋の花を見ることと最近できたという前山新道を下るのが目的。メンバーは、8名。
車二台で出発。東海北陸道白鳥ICを降り、うねうねと下道を走って小葉谷の登山口に着き、さらに車で十分足らず上部にある新道登山口の路肩に一台ずつ車をデポした。
小葉谷登山口の小さな鳥居をくぐって登り始める。天候は晴れ。暑い!
樹下を登り詰め、旧道に突き当たり、鉱山の石垣を回り込むようにして登っていく。ここから山頂直下まではひたすら急な登りが続く。
極楽平からは傾斜が緩くなった。山腹の樹林の中を登って、山頂に上がった。
山頂のお地蔵様の祠の脇にずらりと皿が並び、しばしティータイム。
無風。晴れているが遠望は効かない。
下山開始。ブッシュの間を下っていく。山頂から標高差80mを下り、鞍部から10mほどを登り返した地点が前山(1150m)のピークである。
ここからは、最近できたという新道を下る。山頂の西側に新しく作られた「前山新道」は、しばらくは平坦だが、踏み跡に下草が伸びて、木の枝が落ち、時々不明瞭になる。
次第に急な傾斜の山腹を下るようになる。踏み跡の脇の木々には、ほとんど間を空けずトラロープが張られているが、灌木や下草はまばらで、足の置き場や手がかりが少ない。赤土がむき出しだったり、落ち葉が乗ったりした道は滑りやすく、不安定だ。メンバーの下降速度は一気に落ち、尻餅をつく仲間もいる。
かなり下ったな、と思われる頃に、途中の灌木の枝に鍬が掛けられている。下の方から山腹を鍬で削って作られた段々が続いてきてここで終わっている。まさに新道の開削工事の最中である。斜面を掘り起こしたばかりの黒土の段々を壊さないように下る。登山口の近くまで続く急な下りは、ほとんど傾斜が落ちなかった。メンバー間が開いて、全員が林道に降り立つまでにけっこう時間がかかった。
帰途、車中で、メンバーが歩数計を確認し、“うっそー、8900歩?”と声を挙げている。
大汗をかきながら長い時間をかけて下ったように思えるのに、それほど歩いていないことがわかったらしい。新道の下りは、メンバーにはよほど厳しく、長く感じられたようだ。急で気の抜けない道だったということだろう。前山新道は、やはり、新道だった。 (洞井孝雄)