【記録】5:30知多発-8:00椿坂トンネルⓅ発~8:18登山口~9:11大黒山分岐~9:16大黒山9:27発~9:50鉄塔~10:05大黒山東峰~10:25標高830m地点10:43下山開始~11:33大黒山分岐~12:00登山口
滋賀県の余呉トレイルをつなぐ山行も33回目を数える。今回は椿坂峠から東へ約2.5kmにわたって走る尾根を、椿坂トンネルから大黒山と東峰、更に東の標高830m地点まで往復した。
メンバーはR.O、K.Y、K.S、S.I、R,M、S.T、Y.H、私8名。天候は晴れ。北陸道木之本ICを降り、椿坂トンネルを出てすぐの左脇の路肩に車を停める。トンネルの開通で使われなくなった旧国道への分岐だ。
出発準備をしていると、一台の車が速度を緩めて、「大黒?クマが出たっていうから、注意して行ってな」と声をかけてくれる。少々緊張する。何人かが、いつもはザックに入れている鈴を取り出す。
人気のない舗装道路を歩き始める。出発から20分ほどで、登山口の標識が現れた。 標識からすぐ、樹林の中の急な登りが始まり、灌木の間の赤土が溝状になった踏み跡が続く。少し傾斜が緩むと、湿地のようになった小さな沢筋を跨ぎ、山の腹を巻くようにして大黒山山頂への分岐に出る。分岐からブッシュの間を数分進めば、大黒山(891m)である。眺望はない。
分岐に戻り、尾根道を歩き出す。ブナの尾根道歩きは気持ちがいい。巡視路の分岐を過ぎ、鉄塔を過ぎると間もなく、樹木に大黒山東峰(859m)と書かれた標識が掛かっている。これがなければアップダウンの小ピークのひとつとして見過ごしてしまいそうである。標識を過ぎて、20分ほど緩やかに上り下りを繰り返すと、尾根が枝分かれして延びる820m地点に着く。
下山開始。ブナ林とその向こうに覗く青空、少しだけ色の変わり始めた隣の山腹を見ながら戻る。気温も空気も爽やかである。大黒山山頂への分岐から下り始めて、30分ほどで道の左側にブナの巨木がある。登ってくるときに誰も気づかなかったのは、足元だけ見て、登るのに必死だったからだろう。数分で、舗装道路に降り立った。
陽が上がって、かなり気温が上がってきた。(洞井孝雄)