

【目 的】残雪の雪山を楽しむ
【ルート】治部坂高原P~馬の背~蛇峠山往復
【参加者】 洞井孝雄、TK、RM、ST、AS
【記 録】2025年3月8日 曇り後雪
5:40 阿久比町発
8:05 治部坂高原P発 別荘地の中、除雪された道路を上がっていく
8:27 蛇峠山登山道入口
8:45 樹林を抜けて遊歩道に出る。アイゼンを着ける
9:03 馬の背着。休憩 ガスで眺望なし。天気が良ければ馬の背からアルプスが一望のはず、でした。
9:13 発
9:16 蛇峠無線中継所 雪舞い始める
9:49 最初の電波塔 休憩
9:54 発
10:04 狼煙台跡(アルプス展望台)。樹氷が綺麗
10:20 蛇峠山 展望台下で休憩
10:33 下山開始
11:10 蛇峠無線中継所通過
11:13 馬の背通過
11:30 登山剛入り口。アイゼンを外す
11:56 治部坂高原P着
今年の干支の「蛇」という字のつく山が仲間たちに人気である。反対側の大川入山には何度も登っているのに、この山の存在は、今年になるまで知らなかった。
この日の蛇峠山は、好天と好天の狭間の曇りのち雪。
土曜日だというのに、治部坂高原の駐車場に止まっていた車は数台。気温は0℃。
駐車場から、美術館への道を過ぎ、亀の池、馬の背への矢印に導かれ、きれいに除雪がなされた別荘地内の道路を上がっていく。登っていくと、別荘の建物がまばらになり、三叉路で左は行き止まり、右へ数十メートルで馬の背への登山口になる。
除雪されて脇に除けられた雪を跨いで、登山口の標識から踏み跡に入る。雪に覆われた樹林の中の踏み跡は、明け方に冷え込んだせいか、よく締って沈まない。樹林の中を登って20分足らずで、遊歩道と交差する地点に出た。アイゼンを着ける。
遊歩道からは、再び登山道に入り、樹林の中を縫うようにして登っていくと、標高1457mの馬の背に飛び出す。風はない。晴れていれば一気に眺望が開けるところだが、この日は一面の白いガスで視界も数十メートルというところか。
馬の背の端から遊歩道に出る。踏み跡が分かれて、緩やかな道沿いと尾根筋に続いている。尾根筋の道をとって登っていく。無線中継所の大きな看板とゲートの脇を過ぎる頃から、かすかに雪が舞い始めた。
電波塔が現われ、更に進むと、狼煙台と山頂との分岐に出る。まず狼煙台は一面の雪原。ここも天気が良ければ眺望のよいところだが、この日は見えた「つもり」。眺望はなくても周囲の木々に咲いた樹氷の下を、アイゼンをつけてサクサク歩くのは楽しい。
分岐に戻って、樹下の踏み跡をしばらく登ると鉄骨の展望台のある山頂に着く。
ティータイムのあと、往路を下り始める。登ってくる登山者とすれ違うようになった。
電波塔を過ぎ、馬の背を通って、ダケカンバの樹林の下を下っていく。樹間に別荘の建物が見え始めると、雪山歩きも終わりである。アイゼンを外死、再び舗装道路を歩いて駐車場に戻ってきた。この時期だけ1600mの標高にふさわしい、いい雪山になる蛇峠山。春間近の穏やかで静かな山歩きを楽しんだ。 (洞井孝雄)

