9:30羽衣の丘Ⓟ~9:50取り付き~10:25山田山10:40発~10:56取り付き地点~11:25峠の地蔵~11:45羽衣の丘Ⓟ
琵琶湖に突き出した葛篭尾(つづらお)半島を縦断する散策コース「近江湖の辺の道」を歩いた。メンバーはR.O、S.I、U.N、M.E、Y.H、私の6人。 時間に余裕があるので、登り口のあるパークウエイに入る前に、半島先端の西側の、「かくれ里」として知られ、重要文化的景観ともなっている菅浦の湖岸集落を見て回った。 9時。パークウエイに入る。つづら尾崎展望台から道はUターンし、北に向かう一方通行になる。右手は琵琶湖、左手は尾根を巻くようにつけられた道路を走って羽衣の丘のⓅに着く。 出発準備。羽衣の丘から尾根に登る地点がブッシュで覆われて、道路からは取りつきが見えず、舗装道路を歩き始めた。道の左側は急な崖が続いている。
大きく琵琶湖岸に沿って道がカーブする地点を過ぎたところで尾根が切れて、その末端から丸太の段々が尾根に上がっている。帰りはあの段々を登り返すことになる。その数十メートル前方に標識があって、樹下の斜面が尾根へと登っている。落ち葉の乗ったかすかな踏み跡に沿って登っていくと360m地点。更に緩やかに下り、また登り返す。踏み跡の左側は杉の植林帯で、シカの食害除けの青いテープが巻かれている。傾斜を登り切ると、四等三角点のある山田山(451,1m)に着く。広い樹林の中だ。 引き返す。あっという間にパークウエイに降り立ち、先ほどの丸太の段々を登って再び尾根上の道へ。樹林が切れ、鞍部に小さな祠がある。峠の地蔵である。右側に陽光を受けた湖面が光っている。道の左右に琵琶湖が見えると、半島の真ん中を歩いているという実感があった。20分ほどで、左下にパークウエイの路面、道の前方に案内板があった。手前左につけられた踏み跡から、ブッシュを掻き分けて出た舗装道路の反対側に私たちの車が見えた。車からは登り口や看板は全く見えない。登り口は、簡単に見えない方がいいような、悪いような・・・・・・。あっという間の散策だった。 (洞井孝雄)