2025.3.23 比良比叡トレイルをつなぐ①大比叡(おおびえ848m)

【ルート】坂本(大宮川観光駐車場)~延暦寺根本中堂~大比叡(848m)~玉体杉~横川駐車場

【目 的】比良比叡トレイルをつな①①

【参加者】洞井孝雄、KS、ST、DY、RO、細江保夫、RM、YS、UN、KY

【記 録】2025年3月23日(日)晴れ

05:00 知多半島発

07:17 大宮川観光駐車場着

08:11 登山道入り口

08:19 発

08:47 庭園広場 休憩

08:52 発

09:25 延暦寺会館 休憩、後続パーティーを待つ

09:40 発

09:45 根本中堂 参拝

10:10 発

10:20 阿弥陀堂通過

10:45 大比叡(848m)休憩

11:05 発

11:22 阿弥陀堂

11:30 横断橋

11:38 椿堂

12:00 釈迦堂

12:06 トンネル(ドライブウエイ横断)

12:38 玉体杉

12:50 横高山南十字路

13:19 横川駐車場

3月23日。早朝、知多半島を出発。延暦寺の東側の麓、坂本の大宮川観光駐車場を目指す。メンバーは車二台、二パーティー10人。大宮川の駐車場でメンバーを下ろし、一台を奥比叡ドライブウエイの途中にある横川(よがわ)駐車場にデポし、全員が揃ったところで大宮川観光駐車場を出発する。

旧竹林院庭園の前を通り過ぎ、日吉大社の鳥居の脇を通って登山道に入っていく。広く長い石段を登り、登り切ったところからは急な傾斜の舗装道路になる。道の両脇は鬱蒼とした樹林帯である。途中、道脇に石仏が並ぶ広場や、かつては社が祀られていたであろう平坦な敷地があって、この山全体が延暦寺という宗教施設なのだ、と、改めて思わされる。

一時間ほどで、亀堂を過ぎて延暦寺会館、書院の前に出る。しばらく進むと、ケーブルカーで上がってきた人たちだろう、とたんに人の姿が増える。現在は大修理中の根本中堂は、建物全体が大きな建屋に覆われている。中に入って、不滅の灯と本尊に向かって手を合わせ、建屋に設けられた階段を登って、屋根の葺き替え工事現場を見学した。

外に出て阿弥陀堂に進み、朱塗りの建物の裏から樹下の道に入る。大きくジグザグを切って登ると道は角度を変えて、平坦な尾根の上に出る。すぐにコンクリートの広場が現われる。それを突っ切り、朝日放送と関西テレビの比叡山中継基地となっている大きな電波塔の奥に、ほんの数メートルほどのピークがある。その木立の下に、「奥比叡848m」の標識と三角点がある。漢字の字面を見ると、「だいひえい」とも読めるが、ただしくは、「おおびえ」と読むらしい。奥深い大きなイメージをもっていたのだが、なんとなく、拍子抜けした。

 阿弥陀堂に戻って、この日の下山口に設定した横川駐車場(これも、よこがわ、ではなくよがわ、と読む)へと北上する。横断橋を渡って、いったん奥比叡ドライブウエイの東側に渡る。このあたりは京都一周トレイルのコースとも重なり合う。

椿堂、釈迦堂を過ぎたところで、トンネルをくぐってドライブウエイの西側に渡る。ここからは、奥比叡ドライブウエイに沿ったアップダウンが続く。ドライブウエイ沿いの道はほとんどが階段になっている。一つ一つの段差が低く作られているので、のんびりと散策するのにはありがたい。風もなく、暖かい日だまりや木漏れ日の中を40分ほど歩くと、玉体杉に出る。大杉の根元は休憩するのにちょうど良い。休憩の後、ゴールを目指して歩き出す。

春まだ浅く、それまでひとつも花を見つけることができなかったが、足元に、やっと白い小さな花を見つけた。キタヤマオウレンである。周辺に固まって花をつけているのにしばし疲れを忘れて、横川駐車場に下ってきた。仲間たちを車で運び、大宮川観光駐車場に全員が揃ったのは15時前。                              (洞井孝雄)

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