2025.4.20 定例山行 鈴鹿・烏帽子岳(864.8m)

【山域・山名】鈴鹿・烏帽子岳(864.8m)
【目 的】4月度定例山行 春の鈴鹿を歩く
【参加者】洞井孝雄他21名、計22名
【記 録】2025年4月20日(日) 曇り
  06:00 半田出発
  07:10 岐阜県上石津町細野林間駐車場着
  07:27 4パーティーに分かれて出発
  07:32 害獣除け柵の鍵を開けて登山道に入る
  07:53 第一見晴ポイント通過
  08:25 六合目 
  08:45 七合目(第四見晴ポイント)
  08:57 大岩コース、展望コース分岐
  09:13 上部合流点
  09:20 烏帽子岳(864.8m)頂上
  09:43 下山開始
  09:54 三国岳、バンガロー村分岐
  10:05 八合目通過
  11:04 時山バンガロー着
  12:05 細野林間駐車場着

 4月19日、会の4月度の定例山行を実施した。参加者は22名。三台の車に分乗して半田を出発。新しくつながった新東名高速のいなべICを降りると、藤原岳が目の前。国道365号線を関ヶ原方面に向い、途中から折れて、上石津町細野の烏帽子岳登山口に向う。まだいっぱいに花をつけた八重桜としだれ桜のピンクが鮮やかである。

 駐車場から4パーティーに分かれて出発。天候は曇り。前日の暑さとは違って、少しひんやりとしている。風がないので、歩き出せばすぐに暑くなるかも知れない。

 駐車場の裏手から樹林を抜け、田んぼの周囲を回って獣害除けの柵内の登山道に入る。最初から樹下の急な登り。まだ、花の気配はないので、各パーティーの足は速い。やがて、道は、少し傾斜が緩くなる。出発から30分弱ほどで、第一見晴ポイントの標識が出てきたが、誰も足を止めない。樹下の登りが続く。

 六合目の少し広くなった地点に着くと、先に着いて休んでいたパーティーが入れ違いに出発していく。六合目から七合目までは15分ほどだが、ベンチの設置された第四見晴らしポイントにもなっており、足元の池や村の景色もよく見える。この前後からカタクリの花が現れ始めた。

 七合目を過ぎると、道は再び急な傾斜になり、大岩コースと展望コースとの分岐になる。大岩コースより傾斜の緩やかな(とはいえ、やはり急だ)展望コースを登っていく。やがて、展望岩のある尾根に出て、すぐ先の大岩コースとの合流点から尾根のブッシュを縫うように登っていくと、烏帽子岳の山頂に着く。先に到着して休んでいる仲間たちで賑やかしい。天候は相変わらず曇りだが、周囲の山々のスカイラインははっきりと見える。山頂部のあちこちにカタクリの花が点在している。

 全員で写真を撮ったあと、下山開始。狗留孫への分岐を過ぎると、足元にイワウチワの花が現われる。道の左右のシャクナゲは膨らんだつぼみをいっぱいつけているが、開くのはもう少し先らしい。三国岳と時山バンガロー村(数年前に閉鎖、建物は撤去されている)への分岐から急な下降に入る。あちこちの灌木の根元にイワウチワの花の塊が現れ始め、やがて次第に数を増して、左右の斜面を埋めるようになる。多分、今日辺りが一番の盛りのようだ。

 下るにつれて、道は中電の送電鉄塔の巡視路と重なり合い、樹脂製の階段が続く。

 かなり下ってきたな、と思う頃、樹間を空かして鉄塔が見え、二基の鉄塔の下をくぐる。下部の鉄塔の下部はかなり崩壊が進んで、階段はザレに埋まっている。緊張する下りだ。

 鉄塔を過ぎると、樹下の道になり、やがて左右は雑木林から樹林帯に変わる。薄暗い植林帯の中の長いジグザグのトラバース道を下って、かつてはバンガローの建物が並んでいた登山口に降り立つ。バンガロー村の平坦な道を歩いて、牧田川にかかる赤い橋の手前に出る。この付近の桜はまだ花が残っていて、ヤマザクラの白い花と少し出はじめた葉の緑、まだ今を盛りと花をつけている濃いピンクの八重桜との対照が美しい。

 橋を渡って、舗装道路を細野へ下っていく。牧田川はいくつかの橋で左に右に位置を変える。その向こうに見える小さな山々の新緑が美しい。

 細野の集落の駐車場に戻ったのは正午をまわったばかり。無事、4月の定例山行が終わった。                           (洞井孝雄)

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