2023年12月17日(日)、12月度の定例山行は雪山入門の実技と位置づけられて実施しました。当初、西穂高岳周辺での実施が予定されていましたが、折からの悪天で、アプローチに困難が予想されたことから、美濃の大日岳山麓のダイナランド周辺に変更しました。参加者は12名。当日は5時半に半田を出発。8時半前後にリフトに乗り、午後1時近くまで、雪上での実技を行い、下山しました。
【記録】5:30半田発--7:50ダイナランドスキー場着 8:00出発。リフト乗車 ~ 雪山入門実技 ~ 13:03下山開始 ~ 13:25 リフト乗り場に全員下山
今年は雪が遅く、スキー場のリフトも1本しか動いておらず、スキーヤーの邪魔にならないように、リフト終点から少し上部の雪面を訓練場としました。
天候は曇り、時々晴れのち雪。無風。 実技の内容は、アイゼンを着けない場合と装着した場合の、登下降、斜行、トラバースなど、雪上での歩行練習、雪層観察、弱層テスト、埋没体験、滑落の自己停止、スコップの使い方、シェルター作り、などが予定されていましたが、この山域の積雪は少なく、前日に降ったらしい雪が20cmほどで、少し掘れば地面が出てくるような状況で、雪上での歩行練習と、滑落の自己停止の基本、雪をかき集めての雪洞作り、埋没体験などを除いては、雪層の観察、雪崩のメカニズム、弱層テストなどは、レクチャーが中心にならざるを得ませんでした。
少ない積雪の中で、十分な実技ができませんでしたが、机の上での説明を聞くだけでなく、実際に現場で雪に触れて、知識・技術を学ぶ子とは大事だと考えています。次は、1月に生活技術のセミナーと実技が行われる予定です。 (洞井孝雄)