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2023年12月24日 鈴鹿・国見岳(1180m)~御在所岳(1212m)

【記録】2023年12月24日(日) 晴れ。

6:37一ノ谷P発~7:24藤内小屋7:30発~7:35国見尾根取りつき~8:54天狗岩基部~9:35国見岳(1180m)山頂~9:47国見峠~10:33朝陽台着10:49発~12:02キレット~12:57一ノ谷P着

 12月24日、クリスマス・イブ。国見尾根から御在所岳朝陽台を経由して中道を下った。メンバーはS.T、Y.H、洞井の三人。

鈴鹿スカイラインに出、湯ノ山大橋前のゲートから閉鎖されていたので、大橋を渡って湯の山温泉に下り、一ノ谷の駐車場に向かう。すでに駐車場には何台か車が止められていた。

6時半過ぎ、スカイラインを緩やかに下って裏道の登山口へ。駐車場から一時間弱で藤内小屋に着く。天候は晴れ。風もなく暖かい。

小屋の裏手から北谷を渡り、国見尾根に取りつく。最初から急な登り。雪はないが、落ち葉で埋まったかすかな細い踏み跡をたどっていく。尾根に上がったあたりから、うっすらと残雪が現れたが、すぐに消えた。不動滝からの道と出合い、岩尾根の腹を巻くようにして痩せた尾根を登って天狗岩の基部に出た。灌木の中を抜け、尾根道に出てすぐに、国見岳(1170m)の山頂に着く。山頂には全く雪がなく、岩の上に立って、周囲の眺望を楽しんだ。

国見峠へ向けて下る途中で、サンタクロースが降りていくのに追いついた。毎年、サンタクロースの衣装でここに登ってきていて、前夜は、国見岳で幕営をして、一人でクリスマスを祝ったのだ、と自撮りのスマホを見せてくれた。国見峠で休んでいた、何人かの登山者たちにもサンタクロースは人気の的であった。

御在所岳に向けて登っていく。北冷水の手前から、道幅いっぱいに沢筋が凍っている。ここでアイゼンを着ける。今日の氷は、ピッケルを打ち込むとパリンと欠けて飛び散るのではなく、サクッと刺さる氷である。靴だけでは滑って歩けないが、アイゼンをつけて体重をかければ爪が適度に食い込んでよく効く、そんな氷の状態で、流れを安定して登っていくことができた。更にその上部は砂地に残った雪が凍って、アイゼン歩行の練習には丁度いい。15分足らずで、頂上部の遊歩道に出、山頂は割愛して、10時33分、朝陽台に立った。

休憩の後、下山開始。中道も、上部の岩の上には残雪や、染み出た水が凍っていて、チェーン・スパイクの登山者が、ロープにぶら下がって滑りながら下っていった。岩のピークを過ぎると、雪と氷の部分もなくなったのでアイゼンを外した。下から登ってきてすれ違う多くのパーティーが軽登山靴でアイゼンを持っていないか、チェーン・スパイクで登るつもりのようだが、今日のような氷の状態ではやはり、きちんとしたアイゼンが欲しい、そう思いながら下る。

キレットを越え、午後1時前に一ノ谷の駐車場へ下ってきた。                (洞井孝雄)

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